この御朱印、いつのだった? 日付が書かれていない時に参拝日をたどる
まず御朱印そのものを見てください。多くの御朱印には「奉拝」の文字とともに参拝日が和暦で書かれています。それでも分からない場合は、写真に記録された撮影日(EXIF)が手がかりになります。ただし撮影日と参拝日は一致しないことがあるため、断定できないときは推定と分かる形で残すのが確実です。
この記事の要点
- 最初に見るのは御朱印そのものです。参拝日が墨書されていることが多くあります
- 写真には撮影日時が記録されています。iPhone なら写真アプリの「情報」で確認できます
- 撮影日と参拝日は一致しないことがあります(帰宅後に撮った・書き置きを後日撮った)
- 前後の写真から範囲を絞れます。移動の記録も手がかりになります
- どうしても確定できないときは、推定と分かる形で残しておきます
この記事は「スマホに溜まった御朱印の写真を、あとから整理して記録する手順」の一部です。
この記事は、御朱印帳や写真に参拝日が残っていない場合に、あとから日付をたどる方法だけを扱います。日付の書き方そのものについては別の記事に分けました。
日付が書かれていない御朱印は、あとから参拝日を特定できますか?
多くの場合、いくつかの手がかりを組み合わせれば絞り込めます。 ただし断定できるとは限りません。特定できたものは確定として、できなかったものは推定と分かる形にして残すのが、あとから困らない扱い方です。
手がかりは4つあります。御朱印そのもの、写真の撮影日、前後の写真、そして移動の記録です。上から順に確かです。
まず御朱印そのものを見る
御朱印には参拝日が書かれていることが多くあります。 「奉拝」(ほうはい)——参拝しました、という意味の言葉です——の文字の下や横に、和暦で日付が入っているのが一般的な書式です。
写真をよく見てください。墨書が重なっていて読みにくい場合でも、画面を拡大すると読めることがあります。日付の部分だけを明るく補正すると読めるようになる場合もあります。
御朱印に書かれた日付が読めれば、それが最も確かな参拝日です。写真の撮影日より優先してください。書式そのものについては「御朱印に書かれている日付が和暦なのはなぜ?」に書きました。
御朱印帳に日付がない場合の3つのパターン
日付が見つからないときは、たいてい次のどれかです。
- 書き置きだけが手元にある。 日付欄が空のまま授与されることがあります。この場合、御朱印そのものからは特定できません。
- 墨書が読み取れない。 重ね書きや、印と文字が重なっている場合です。
- 写真しか残っていない。 御朱印帳を手放した、あるいは撮影後に貼り替えた場合です。
いずれも次の手がかりに進みます。
写真には撮影日が記録されている
写真には、撮った日時がその写真自身に記録されています。 これを EXIF(イグジフ)といいます。カメラが写真ファイルの中に書き込んでいる、撮影日時・機種・設定などの情報のことです。
iPhone で確認する手順は次のとおりです。
- 写真アプリで対象の写真を開く
- 上方向にスワイプする(または情報ボタンを押す)
- 撮影日時が表示される
複数枚をまとめて見たいときは、アルバムを撮影日順に並べると前後関係が一目で分かります。
撮影日はそのまま参拝日ではない
ここが大切なところです。撮影日は出発点であって、参拝日そのものではありません。
ずれるのは次のような場合です。
- 参拝した日は撮らず、帰宅してから机の上で撮った
- 書き置きが何枚か溜まってから、まとめて撮った
- 郵送で受けた御朱印を、届いた日に撮った
いずれも撮影日のほうが後になります。逆に撮影日が参拝日より前になることはありません。この非対称は絞り込みに使えます。撮影日は「参拝日の下限ではなく上限」だと考えてください。
前後の写真から範囲を絞る
御朱印だけを撮っている人は少なく、たいていは同じ日に山門や本殿、道中の風景も撮っています。
御朱印の写真の前後を見てください。同じ場所と思われる写真が並んでいれば、その日が参拝日である可能性が高くなります。逆に、御朱印の写真だけが他の日と離れて孤立している場合は、後日まとめて撮った可能性を疑います。
交通の利用履歴や、その日の予定が残っていれば、さらに絞れます。ただし、ここまでして分からないものを無理に確定させる必要はありません。
同じ日に何か所も回っている場合
日帰りで数か所を回った日の御朱印は、参拝日は同じでも順序が分からなくなります。御朱印帳に貼ってあればページ順で分かりますが、書き置きが混ざっていると順序を失います。
このとき手がかりになるのが、御朱印以外の写真です。山門、境内、道中の風景、昼食——これらは時刻つきで残っています。御朱印の写真をその時刻の列に差し込めば、回った順序が復元できます。
順序が分からなくても、参拝日さえ合っていれば記録としては足ります。ページ番号を厳密に合わせたいときだけ、この作業をしてください。
どうしても分からないときは「推定」と分かる形で残す
空欄のままにしないでください。 空欄は「まだ調べていない」のか「調べたが分からなかった」のかを区別できず、あとから見たときに同じ作業を繰り返すことになります。
分かっている範囲で入れて、推定であることをメモに残すのが実際的です。たとえば季節や年だけ分かっているなら、その範囲の代表的な日付を入れて「推定」と書いておきます。あとで確かな手がかりが出てきたときに直せますし、少なくとも並び順は大きく崩れません。
なお、参拝日が分かっている御朱印から先に片づけて、分からないものを最後にまとめて扱うほうが効率的です。全体の手順は「スマホに溜まった御朱印の写真を、あとから整理して記録する手順」にまとめてあります。
よくある質問
- 御朱印に日付が書かれていないことはありますか?
- あります。書き置きをいただいた場合に日付欄が空のことがあり、また墨書が重なって読み取りにくいこともあります。日付が入っていない書き置きの扱いは別の記事にまとめています。
- iPhone で写真の撮影日を見るにはどうしますか?
- 写真アプリで対象の写真を開き、上方向にスワイプするか情報ボタンを押すと、撮影日時が表示されます。複数枚をまとめて確認したいときは、アルバムを撮影日順に並べると前後関係が見えます。
- 撮影日が参拝日と違うのはどんなときですか?
- 帰宅してから机の上で撮った場合、書き置きをまとめて後日撮った場合、郵送で受けた御朱印を届いた日に撮った場合などです。いずれも撮影日のほうが後になります。
- 写真をコピーしたら撮影日が変わりませんか?
- 撮影日時は写真そのものに記録されているため、コピーしても引き継がれます。ただし加工アプリで書き出し直した場合や、一部の共有方法を経由した場合は失われることがあります。元の写真を残しておくのが安全です。
- 結局わからない場合はどうすればいいですか?
- 分からないまま空欄にするより、「この年のこの季節」と分かる範囲で入れて、推定であることをメモに残しておくほうが役に立ちます。あとで確かな手がかりが出てきたときに直せます。